クラシック音楽コンサートにおすすめ!個人で使えるチケット販売サービス徹底比較

個人で使えるチケット販売サービス徹底比較 演奏会お役立ち情報

クラシック音楽コンサートやリサイタルを個人で開催する際、一つの課題となるのがチケット販売です。
電話番号、メールアドレス、フォームを載せても、全部自分で対応すると手間と時間がかかり、お金のやり取りも面倒で、かなり労力がかかります。本番前となるとやっぱり練習に集中したいですし、なんとかしたいですよね。

「手間を減らしたい」「決済や発券をスムーズにしたい」「集客力のあるサービスを使いたい」――そんなニーズに応えるため、今回は個人でも利用できる主要なチケット販売サービスを比較して記事にしてみました。(数年ぶりの更新・・・)

チケット販売サービスを利用するメリットとデメリット

便利なサービスですが、メリットもあればデメリットもあるように思います。

メリット

  1. 決済の手間が不要
    クレジットカードやコンビニ決済などを代行してくれるため、管理をする必要がないし、開催後一括で入金してくれます。
  2. 集客力の向上
    大手サービス(イープラス、ぴあなど)は既存ユーザーが多く、イベント告知の露出が増える。
  3. 不正防止・セキュリティ
    QRコードや電子チケットで転売防止機能があるサービスも多い。
  4. 運営の効率化
    座席管理、入場受付、リセール対応などを自動化できる。
  5. オンライン対応
    ZAIKOなどは配信機能を備え、遠方のファンにもリーチ可能。

デメリット

  1. 手数料負担がある
    主催者負担(販売手数料)や購入者負担(発券・決済手数料)が発生。
  2. 初期費用がかかる場合あり
    イープラスやぴあは公演登録料が必要(自由席は無料の場合あり)。
  3. 審査や身分証明が必要なケース
    大手サービスは個人利用時に審査があり、即時利用できないことも。
  4. 集客はサービス任せになりがち
    登録しただけでは売れない。SNSや広告での告知は主催者の努力が必要。
  5. 機能の制約
    紙チケット対応や座席指定など、サービスによってできることが異なる。
  6. 今後の集客に生かしにくい
    誰かチケットを買ってくれたのか、今後もまた来てほしいなと思っても、購入者の情報がわからないサービスもある

選び方のポイント

チケット販売サービスはたくさんあって、どこに注目して選べばいいのか一般的に以下の6点だと思います。

  • 個人利用の可否:法人契約が必要か、個人でも登録できるか
    個人開催を想定していますので、個人で登録できなければ論外。ただ一部のサービスは審査が必要で、証明書の提出などが必要のようです。
  • 初期費用:公演登録料やシステム利用料の有無
    言うまでもなく、これはかなり重要で、初期費用等ペイできるかも事前に要検討。
  • 販売手数料:主催者負担の割合
    これは最重要と言っても過言ではない。無料公演以外は基本的に販売手数料がかかります。サービスによって様々なので、シミュレーションして検討したい。
  • 購入者負担:発券料や決済手数料
    これも聴きに来ていただくお客様があまり負担にならないよう考慮したい。
  • 集客力:既存ユーザー数や認知度
    チケットサービスの多くは公演情報が掲載できるページを用意してくれます。サービス自体のユーザー数が多ければ、集客力につながります。
  • 特徴:クラシック音楽特化、オンライン配信対応など
    目当ての機能があれば判断材料になります。

主要サービス比較表(手数料安い順)

サービス名個人利用初期費用主催者負担購入者負担集客力特徴
PassMarket可能0円3.564%コンビニ決済手数料あり(2,800円未満 161円)Yahoo!ブランド、SNS連携
Peatix可能0円4.9%+99円/枚コンビニ/ATM決済、1件につき330円SNS集客に強い
Tiget可能0円5.5%(購入者負担設定可)一律 ¥220/枚電子チケットサービス利用料 ¥99/枚
コンビニ決済手数料¥220/申込ごと
スマホで簡単、リセール機能
ZAIKO可能0円9.8%(券面2000円主催者全額負担の場合)
(購入者負担、共同負担に設定可)
決済手数料あり配信機能あり
teket可能0円8%(指定席10%)コンビニ決済220円クラシック音楽特化
チケットぴあ可能(身分証+審査)自由席:無料/指定席:10,000円8%(自由席)システム利用料1枚/330円発券・決済手数料あり非常に高い圧倒的集客力
イープラス可能(審査あり)ライト:5,000円/スタンダード:10,000円8%発券・決済手数料あり非常に高い大手、既存ユーザー多数

※2025年11月調べ

コスト比較:自由席2,000円 × 100枚販売の場合

自由席2000円のチケットを100枚販売した場合のコストを比較してみました。

条件:初期費用+販売手数料のみ(主催者負担)

サービス名総コスト(円)
PassMarket約7,128円
Peatix約19,700円
Tiget約11,000円
ZAIKO約19,600円
teket約16,000円
チケットぴあ約16,000円
イープラス約21,000円(ライト)

ポイント

  • 最も低コスト:PassMarket(約7,128円)
  • クラシック音楽特化でコストも低め:teket(約16,000円)
  • 集客力重視なら:イープラス(約21,000円)やチケットぴあ(約16,000円)

サービスごとの特徴とおすすめポイント

  • PassMarket:低コスト+Yahoo!ブランドで集客力あり、Yahoo!IDあればすぐに利用できる
  • Peatix:SNS集客に強く、電子チケットのみで簡単
  • Tiget:スマホで簡単、リセール機能あり
  • ZAIKO:オンライン配信対応、海外決済も可能
  • teket:クラシック音楽特化、初期費用ゼロ
  • チケットぴあ:圧倒的認知度、自由席なら登録料無料
  • イープラス:集客力抜群、クラシック音楽公演の実績多数

どのサービスを選ぶべき?

  • 集客力重視 → イープラス or チケットぴあ
  • クラシック音楽特化・簡単操作 → teket
  • 低コスト重視 → PassMarket
  • SNS集客 → Peatix
  • オンライン配信もしたい → ZAIKO

まとめ

個人でクラシック音楽コンサートを開催する場合、コスト・集客力・機能のバランスを考えて選ぶことが重要です。
小規模でコストを抑えたいなら PassMarketやteket、集客力を最大化したいなら イープラスやチケットぴあがおすすめです。

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